ビジネス本のソムリエがビジネスを勉強してみた

ビジネス本の要約をするゆっけがニュースを深堀りします

これからのビジネスモデル~サブスクリプションについて勉強してみた~

こんにちは、全然更新をしていなかったゆっけです!

Twitterとインスタに熱中しすぎて、スルーしていました。

 

ブログ復活にあたり


おかげさまで、TwitterインフルエンサーLv.1という称号をいただきました。

徐々に影響力をつけてきた、このタイミングで新しい媒体にも挑戦してみようと思い、

放置したブログを復活させます。

 

 

私の発信媒体は統一したテーマを設けてます。

インスタ→新米ママ向けの絵本の紹介

Twitter→忙しいビジネスマン向けのビジネス書要約


ブログは何が良いか考えてみましたが、関連づけたほうが良いと思うので、
Twitterに紐づき、ビジネス書・ニュースを組み合わせたブログにチャレンジしてみようと思います。

 

サブスクリプションについて

さて、今回はこのニュースが気になったのでご紹介したいと思います!!

「サブスク2.0」の成功例と失敗例、高級バッグ・野菜・日本酒… | 要約の達人 from flier | ダイヤモンド・オンライン

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サブスクリプションとは??

一言で言うと、

定額利用!

といったところでしょうか??

 

例:オンラインサロンの会費・Abema TVのプレミアム会員

本屋で言うと、雑誌の定期購読ですね。

 

サブスクリプションの背景

では、なぜここにきてサブスクリプションが流行ってきているのでしょう??

 

理由①
人口減少・趣味嗜好の多様化により新規開拓より、既存顧客に目を向ける必要がある。
理由②
消費のトレンドは「所有」→「シェア」に移行している

 

本屋で例えますが、不特定多数を相手にする商売とも言われてきました。
しかし、これからは「ここにお金を落とす!」という、ファンづくりを

しないことにはお店の売り上げは急速に落ちる一方と思っています。

 

世の中の動向も同じ🤔

今や同じ駅でスマホでみている画面すらも一人ひとり異なります。

 

ましてや、クラス中の共通話題で、

「昨日のジャンプのあれさ〜。。。」

が無くなってる時代です。

 

万人を振り向かせることは不可能と言っていいでしょう☝️

 

ここで大事なのは、"お客さんと継続的な関係を築く"こと!

企業・お店からお客さんに寄り添う必要性があるのです。

 

こういう時代背景に合わせて生まれたのが、

そう、サブスクリプションなのです。

 

サブスク1.0とサブスク2.0を語る

ものすごく近代的なイメージのある、サブスクリプションですが、
このサブスクリプションは昔から存在はしていました。

 

しかし、現代では恐ろしくビジネスモデルが進化しているそうです。

では、昔ながらのサブスクリプションとは??

 

サブスクリプション1.0
サプリメントの定期配達/雑誌の定期購読/ウォーターサーバー/新聞 etc

 

ここでお気づきでしょうか??1.0の共通点を・・・

 

そうです、消耗品などの有形物の配布を対象にしています。

 

では、進化系サブスクリプション、つまりサブスクリプション2.0とはなんでしょうか?

 

まず、サブスクリプション2.0に進化したポイントは3つあるそうです。

 

①メーカーがサブスクリプションを導入

②同じ商品をシェアする傾向

③個別でカスタマイズ(AIやデータを使用)

 

もはや、小売・サービス業だけのサブスクリプション時代は終了しました。

 

では、サブスクリプション2.0はどのようなサービスがあるのか、見てみましょう!

 

サブスク2.0の成功例

現在、新たなサブスクリプションの分野で需要があるのは・・・

「衣」「食」「住」「移動」「楽しむ」

 

1.0時代とは大違いですね!

 

①ブランドバッグレンタル 「ラクサス」

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【公式】ラクサス|使い放題のブランドバッグレンタルアプリ。40日分無料お試しOK!(ファッションシェア)

 

 月額6800円(税別)で、エルメスプラダなどの高級バッグが借り放題というサービスす。

 

もはやブランド品は持っていることで、その人が評価される時代ではありません。
むしろ、ブランドで自分武装をしているの??

とも思える時代になりました。

 

このサービスはかなりの反響があるようで、お客さまの心理である

「選ぶのが大変」

「返却が億劫」

というハードルを見事に解消しています。

 

・選ぶのが大変
価格.comなど少しでも安く買いたいお客さまは血眼になって他店との価格比較をします。
この”選ぶ”という行為の時間的&心理的コストを無くすべく、
サブスクによる使い始めやすさを実現させました。

 

・返却が億劫
→送料などの余計なコストをかけない、返却に期限を設けないことで、心理的抵抗をグッと下げたサービスを提供しております。

 

また、ラクサスのすごいところは、AIの判定により、お客さまが乱暴に使っていないか?をチェック&雑なお客さまを強制退会させる仕組みで、

メンテナンス費用を浮かし、低価格でのサービスが担保されているのです。

 

②野菜の定期宅配サービス オイシックス

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【Oisix公式】初めての方限定「おためしセット」はこちら | オイシックス・ラ・大地株式会社

 

 あれ??一見サブスク1.0に見えますが・・・

 

何が違うのでしょうか??

このニュースを見て、オイシックスが2.0あることを発見しました。

 

社会問題を解決するために、高難度ビジネスで立ち向かう

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オイシックスは安心・安全な野菜を提供するだけでなく、献立も考えてくれる”ミールキット”も提供しています。

つまり、「あなたのライフスタイル提案をオイシックスがさせていただきます!!」という新しい切り口でお客さま獲得を成功させました。

 

オイシックスを使った生活をしている自分が好きになる。
野菜の”購入”を越えた価値の提供を狙っています。

 

その他、解約防止として、毎月送られる定期ボックスの中身をカスタマイズしない方にアラートを送り、食べない食材を発生させない工夫をしています。

定期ボックスをお客さまがメンテしないことが解約につながるそうですね。

 

さらに、定期ボックスにはお客さまの購入履歴や削除した商品をAIが学習しているそうです。
これにより、会員一人ひとりに合わせたライフスタイル提案を実現させています。

進化系サブスクの特徴であった、”個別カスタマイズ”が見事にサービスとして提供されてますね。

 

失敗系サブスクを考察する

しかし、全部の事業にサブスクリプションを組み込めば良いのか??
それはまた違うのです。

ここでは、サブスクリプションを導入したが失敗した事例を見てみましょう。

 

①AOKIホールディングス~スーツのサービス~

newspicks.com

 

 

なんと、スーツのサブスクリプションサービスを行っていました。
月額7800円でスタイリストが選ぶ、スーツ、シャツ、ネクタイを借りれるというサービスです。

 

先ほどのラクサスと似ているかもしれませんが、この2社には決定的な違いがあると思います。

 

高級ブランドorカジュアルブランド??

 

ラクサスは高級品のため、購買にかかる諸々のストレスを軽減するための解決策としてのサブスクリプションでした。

 

一方、スーツ店は他店との価格比較を必死にするほどでもないものだと思います。
私が思うに、サブスクリプションに合う商品・合わない商品は存在するのでしょう!

 

また、配送やクリーニング代のコストも月額から賄うはず・・・
ラクサスはレンタル期限が無制限なので、定期的な配送が発生しにくいです。

 

一方スーツは・・・
もうお分かりですよね(笑)

 

最低月イチは交換するはず。

配送コスト/クリーニングコストはバカにならないでしょう!!

 

おそらくスーツのサブスクのモデルは・・・
提供すればするほど赤字になったのかもしれません。

 

以上、ウケるサブスクリプションを継続するためには・・・

①サービスや商品はある一定以上のクオリティが必要

②運用コストで自滅しない仕組みを作れるか

 

かなと思いました。

 

②SAKELIFE~日本酒のサービス~

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このサービスは、「日本酒コンシェルジュ」が日本酒に関する質問に答えながら、毎月酒屋が厳選した日本酒が送られるサービスです。

 

つまり、日本酒の情報を得ながらお酒を頂けるサービスとなっています。

お酒好きにはたまらないサービスですね!!

 

しかし、このサブスクリプションは2年を境に会員が一気に退会する結果になってしまいました。

 

なぜ??

 

サービスを受けた2年間で、ユーザーが日本酒に詳しくなってしまったのです。

つまり、情報を蓄積したことによる卒業という意味の退会でした。

 

これと似たようなことをキングコング西野さんも言ってました。

marketingnative.jp

 

某稼げますよを謳うオンラインサロンは、2種類の退会が存在する。

①稼げないという不満からくる退会

②稼げてしまったのでサヨナラという卒業退会

 

サブスクリプションに必要な要素は、「継続」です。

継続して会員になり続けるための、顧客心理・顧客感覚を徹底的に研究することが重要ですね。

 

SAKELIFEの事例で大事なことは、

①情報を売るサブスクリプションは継続性がない(完結する満足はダメ)

②顧客心理を常に検証しないとサブスクリプションは継続しない

 

サブスクリプションを学んで(ゆっけ'sコメント)

これからの時代に合ったサブスクリプションビジネス。

学びながら思ったのは、本屋が何を提供すべきか?を再考すべきだと・・・

 

本屋が売れないのは、スマホAmazonに乗っ取られたという安易な理由では済まされないなと思いました。

 

・一人ひとりに合わせた価値の提供

・その価値は情報を売るのではなく、生活の質が上がることの価値。

私たち本屋は「本を売る」のではなく、「本というモノがある生活でこれだけ生活にプラスをもたらします。というストーリー」をお客さまに提供する必要があると感じました。

 

このような形で、色んなニュースを見ながら私が学んだことを発信していけたらと思います。

 

参考のビジネス書

サブスクリプション』 ダイヤモンド社
サブスクリプションを知るにはまずはこれ!

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サブスクリプション2.0』 ダイヤモンド社

サブスクリプションの成功例・失敗例を知ることができます。

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https://room.rakuten.co.jp/room_e66740f7b0/1800003600789358#!

ゆっけ