業界イメージの変革??~くら寿司、新卒1年目から年収1000万を考察してみた~
こんばんは!!
Twitter、インスタ、ブログの三刀流で強烈な肩こりになったゆっけです。
いやー、身体がバキバキすぎて悲鳴をあげてます。。。
今回は業界のイメージが変わるようなニュースを紹介して、色々と深堀りしていこうと思います。
くら寿司、新卒の初任給が1000万!?
年収1千万円の新卒採用へ くら寿司、海外出店強化 - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト
くら寿司は、海外で働く幹部候補生を10名程度採用すべく、1年目の年収を1000万に設定するというニュースです。
このニュースで衝撃なのは・・・
飲食業界で1年目から1000万という破格の給料でしょうね。
飲食業界のイメージといえば、
”働き方はブラックなのに給料はめちゃくちゃ安い”
私も例外なく、そう思っております。
そのイメージを壊すような今回のニュースですね。
ゆっけの是非
私がこのニュースを見たときは、1年目でもこの金額、ありとは思いました。
1年目は400万くらいでなければならない、という思い込みはありません。
1000万稼ぐための人材教育や投資も相当するでしょう。
きちんと成果をだしていれば、いいのではないかと思います。
ただ、僕がネックに思ったのは・・・
「幹部候補生の採用」
現在の新卒生が1つの会社に骨をうずめる思考があるとは、到底思えません。
新卒社員が3年足らずで辞めるのは「悪」なのか | 就職四季報プラスワン | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
当然ですが、幹部になるような力がついたとしても、
転職でその能力を他社で活かされる可能性も考えられます。
企業はそこを”投資”と捉えるのか、”逃げられた”と捉えるのか。
解釈次第かなと思いました。
ブラックな飲食業界の新たな試みを学ぶ
さて、上記がニュースになった要因は何度も言いますが、
飲食業界=ブラック
というイメージ。
しかし、全ての会社・店舗が黒いとは思いません。
そこで、新しい飲食業界の試みを色々調べてみました。
私の本屋にも生かせるヒントが眠っているかも!
売り上げにこだわらないお店、佰食屋
これは書籍にもなったお店ですね。
売上至上主義を捨てたことで有名です。
お店を徹底的にミニマムに近づける発想は考えたことありますか?
・一日100食限定
・メニューは3種類
・他の職場で働けない方を積極採用
など、とことん逆をつきつめてますね。
きっかけは子育てをしながら働ける店舗づくり。
儲けよりも働き方重視だそうです。
私もこれからの良いお店とは、徹底的に”小”に向かった店舗だと思ってます。
そんなうちの本屋はそこそこ大きいんですけどねw
小に向かった先は、心の余裕を持って接客ができること。
いかにたくさんお客さんを呼び込むか?→黒い店舗の発想
いかに気持ちよく帰っていただくか?→佰食屋
こういうお客さんを大事にするお店が愛されるお店なのでしょうね。
無人レストランの未来??
人材難と言われる、飲食業界の新たな未来の訪れを感じる記事です。
このレストランテックには3分野の技術があるようで、
①顧客関連
例:予約管理、電子決済
②オペレーション関連
例:発注管理、在庫管理、シフト管理
③設備関連
例:スマートキッチン
の3つに分かれているようです。
・EPARK(スマホで順番待ち)
WEB上からお店の混雑を確認、順番待ちを受付する。
順番が来たらLINEで呼び出しをするそうです。
・sally(サラダ調理ロボット)
これ、めちゃくちゃテンション上がりますねw
ディスプレイに従ってサラダ・トッピングをタッチパネルで選ぶと、カロリーまで算出してくれます。
そして1分ほどで、取り出し口からサラダが出てくる。
まさに未来型サラダバーですね。
・OctoChef(自動タコ焼き調理ロボット)
もはや説明不要!!w
動画をみてくださいw
銀だこに人件費という概念がなくなる日もそう遠くないですね。
「人の温もりが~」について問う
上記のOctoChefを見た人は2パターンの感想が想定されます。
①全自動!!やばい!すげー!!!
(ゆっけもこちら側)
②ロボットが作ったタコ焼きなんぞ誰が食うか!!
じゃあ、あなたは洗濯機で洗濯した服は着ないんですか??
洗濯板で洗ってくれた服しか着ないんですね???
生き残るサービスの未来は2パターンあると思います。
・究極的に効率化されたサービス
・この人から買いたい!!という人検索されたお店/サービス
例えば悩みを解決してくれるたこ焼き屋さん、人が集まるスナックみたいなタコ焼き屋さんは近い未来までは残ることでしょう。
焼くだけしか仕事の能力がない人は、完全に淘汰されます。
人を運ぶことしか出来ないタクシー業者が、全自動運転に仕事を取られるようなものです。
人の温もりって響きは良さそうですが、未来を生きる上では甘えたフレーズだと思います。
修行・下積み不要論!?
ホリエモンが「寿司屋の修行はいらない」とご自身の書籍に書かれていました。
「修行がイノベーションを邪魔する」と書かれていました。
何か飲食店を始めるにあたり、修行をしなくても、Youtubeやクックパッドという参考資料が数え切れないほどあります。
老舗のお店で働くことが絶対的ではなくなりました。
私も本屋をしながら、色々と活動をしていますが、こういう活動は本屋の修行のおかげではありませんでした。
色んな人や情報に触れる→まね事で試す→小さな成功体験をつかむ→さらにチャレンジする
これの積み重ねでしかありません。
つまり、飲食業界も例外なく、ちょっとしたアイデアで誰でもスタートしやすい環境が整っているのでしょうね。
どの業界もそうですが、時間は非常に大事です。
究極の資産をどこに注力するか、ここがこれからを生きるコツでしょう。
飲食業界のニュースを読んで(ゆっけ'sコメント)
現在、真っ黒いイメージを持つ飲食業界。
その原因は業界人の根本的な思考がアップデートされていないことかもしれません。
・たくさん仕入れて、品切れをなくす
・一人前になるには修業をすること
・アナログ業務にどっぷりハマる
私たち本屋も近い要素があります。
・店舗面積をどんどん大きくする思考
・本屋の修業論
・FAXや注文する際の印鑑が主流
これからのサービス業の成功の秘訣は、あたりまえになっているしきたり、思考の逆をあえてついてみることかもしれません。
くら寿司の年収を深堀するつもりが、飲食業界の現実まで勉強いたしました。
次は何のニュースを深堀するかお楽しみに!!
ゆっけ